ウソで成り立っている業界

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個人のネットジャーナリストのきっこさんがTVのヤラセについて書かれています。

私は1年ほどTV局で働いていたことがあります。といっても私は技術担当で、技術は制作とは切り離されているので、番組内容は全く立ち入る事ができません。しかも報道部門でしたから、ヤラセとは縁が遠い部署でした。
しかし新人研修で見た他の制作現場は、それぞれ何かしら「演出(ウソ)」が入っていました。
具体的には、笑い屋さん(観客として笑い声を出すのが仕事)、スタッフの笑い声、音楽番組のキャーという声がサンプリングによるもの、リハーサル済みのアドリブ、といったものです。

それらはきっこさんが書かれているようなヤラセではなく演出という範疇のものですが、嫌なものを見た気がしていました。たった数カ所を見学しただけでそういう面が見えたのですから、制作に関わっている人たちはどんなものを見ているのでしょうか。

音楽番組での口パクなんかは仕事をする前から知ってはいました。
かなり昔の歌番組でのことですが、風が吹き荒れるビルの屋上で、しかも踊りながらなのに全く乱れない歌声、これはさすがに誰が見てもバレるだろうと思ったら、次の日に電車で若い女の子たちが「歌うまかったね〜」としゃべっていたのを聞いて、愕然としました。
ちなみにその歌手をプロデュースしていたミュージシャンは、「あてふり」(弾くマネ)していました。つまり全部ウソ。

私が問題だと思うのは、それらのウソを、「これはウソです」と言わないことです。ウソつきっぱなし、つき放題です。ウソが必要なら、隠れて使わずに堂々と使うべきです。
ドラマなどでは「この作品はフィクションです」ということが流れます(最近はそれも減ってきた気がしますが)。
しかし、バラエティー番組などではそういった案内がされることは少ないです。いっそ、「この放送はフィクションです」とでも案内すればいいのに。

TVを頂点としてつながっている広告業界、芸能界。みんな「やったもん勝ち、とったもん勝ち」です。
我々にできる事は、事実かどうかをきちんと見極めて、そうでないものは捨てていくことくらいしかなさそうです。

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    このページは、ORIが2006年6月18日 17:48に書いたブログ記事です。

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